Symantec ライセンシングを最適化してコストとリスクを低減
FlexNet Manager for Symantec は、拡張性のある Symantec のライセンス・コンプライアンスとソフトウェア・ライセンス最適化ソリューションであり、FlexNet Manager Platform をベースとして構築されています。この製品では、エンタイトルメント・ベースの Symantec のソフトウェア・ライセンス管理を自動化し、ライセンス・コンプライアンスを維持しつつ、Symantec サーバー・ソフトウェアのライセンス、保守および監査にかかるコストを削減することができます。
FlexNet Manager for Symantec は、次世代のソフトウェア資産管理機能を提供します。この機能には、製品使用権(Product Use Rights:PUR)として知られているベンダー固有のライセンス・エンタイトルメントの適用による、Symantec ライセンス最適化機能などが含まれます。FlexNet Manager for Symantec は、装備されている Symantec 製品使用権ライブラリを使用して正確なライセンス状態を判断し、ライセンスの消費を最小限に抑えることで、継続的なソフトウェア・コストを削減するとともに、迅速な投資回収を図ることができます。FlexNet Manager for Symantec は、FlexNet Manager Suite for Enterprises のコンポーネントであり、ソフトウェア資産全体を管理して、その支出を最適化するために、数百社もの企業が使用しています。
FlexNet Manager Platform を活用して、可視性と管理性を実現
- 17,423 以上のメーカーと 267,984 種類以上のアプリケーションに対し、拡張性の高いハードウェアとソフトウェアの資産管理機能と、インストールされているソフトウェアとアプリケーションの使用状況に関する分析情報を提供します。
- 購入済みライセンスとインストール済みライセンスの突合/整合化を実行します。
- 包括的なレポート作成機能により、ユーザーはライセンス・コンプライアンスの懸念分野を特定および評価するとともに、ソフトウェアのライセンスと保守のコストを削減するための意思決定を十分な情報に基づいて行うことができます。
- Microsoft SCCM との連携・統合機能や、その他のサード・パーティ製のインベントリや構成管理ツール用のコネクタが用意されています。
- ユーザー、コンピュータ、購買、組織に関するデータを得るため、人事、Active Directory、購買、ERP などのシステムとの接続性を提供しています。
Symantec のソフトウェア・ライセンス最適化により、継続的なソフトウェア・コストを削減
- Symantec の製品使用権ライブラリを使用してライセンス・エンタイトルメントを自動的に適用することで、全社的に Symantec 製品のライセンスを最適化します。製品使用権は組織が消費するライセンス数に大きく影響する可能性があります。そのため、コストを最小限に抑えながら、ソフトウェアのライセンス・コンプライアンスを確保するには、製品使用権の諸条件を測定項目として管理することが不可欠です。
- 正確なライセンス状態を特定し、ライセンスの消費を最小限に抑えます。
- 大企業向けのエンタープライズ・オプション契約などの Symantec ソフトウェア購入契約で提供されるライセンス・エンタイトルメントが含まれています。Symantec ライセンシング使用権には、アップグレード、ダウングレード、仮想環境使用権などがあります。
「What If」分析を使用したソフトウェア資産のプロアクティブな管理
- 業界初の「What If」分析機能により、ハードウェアとソフトウェアの変更を実施する前に、その変更がライセンス状態に及ぼす影響を分析することができます。
- Symantec プロセッサ・ベースのライセンス・モデルをサポートします。
- ハードウェアの環境変更、仮想マシンのホスト間移動、新しいソフトウェア製品のインストールといった作業のシミュレーションが可能なため、変更後のライセンス状態を想定し、財務に及ぼす影響を事前に査定できます。
Symantec ライセンスとソフトウェアについては、FlexNet Manager for Symantec を使用することで、より効果的に「あるものを使用し必要なものだけを購入する」ことが可能になります。FlexNet Manager Suite for Enterprises の他製品の詳細をご覧ください。
機能
製品使用権ライブラリ(Product Use Rights Library:PURL)
FlexNet Manager for Symantec は、Symantec 向けの製品使用権ライブラリを含んでおり、正確なライセンス状態を判断して、ライセンス消費が最適化できます。製品使用権は、ソフトウェア購入時のソフトウェア・ライセンス契約(Cumulative License Program(CLP)など)によって異なり、特定のソフトウェア製品によっても異なります。発注書の SKU データから新しいライセンスを作成する場合は、製品使用権が自動的に適用されます。それにより、FlexNet Manager for Symantec のエンタイトルメントの割り当てに係る工数を最小限にします。これらの権利には次のようなものがあります。
- アップグレード:ソフトウェアの最新バージョンが公開され次第使用できる権利。(ソフトウェア保証の利点)。
- ダウングレード:購入したソフトウェア・バージョンよりも古いバージョンを使用する権利。
- 二次使用権(モバイル使用権):同一の所有者が 1 つのライセンスのみを消費してソフトウェアをデスクトップとラップトップの両方で使用する権利。
- 複数バージョン使用権:1 つのデバイスに複数バージョンの同一アプリケーションをインストールし、1 つのライセンスのみを消費する権利。
- 仮想環境使用権:ソフトウェアを仮想マシン、仮想デスクトップで、または、仮想化されたアプリケーションとして実行することに関する権利。
「What If」分析
Symantec のサーバー・ベースのライセンスにはシミュレーション機能が含まれているため、「What If」分析を実行して、IT 環境が変化した場合のライセンス状態を把握できます。「What If」分析では、ソフトウェア・ライセンシングの観点から、変更による財務的影響に関する情報が提供され、次の点を考慮した新しい Symantec のライセンス状態を算定できます。
- ハードウェアの変更
- 共有プロセッサ・プールの設定変更、追加、または削除
- 仮想マシン(VM)のプロパティの変更
- 仮想マシンの物理ホストの変更
- ソフトウェア・インストールの追加または削除